ひらの歯科クリニック ことばの教室のご紹介
2023年1月25日
言語聴覚士の本多です。
ブログでは初めての投稿になりますので、ことばに関する当院の取り組みについてご紹介いたします。
当院では口腔機能育成の一環として、正しい舌の使い方、さらには発音の指導も行っております。
明瞭な発音ができない原因としては、誤った発音のしかたを身につけてしまったことの他、神経や筋由来の問題で舌などを動かすことに困難さがある、また口腔器官のかたちの問題(粘膜下を含む口蓋裂、舌小帯短縮など)によることがあります。
歯科医師が口腔内の診察を行いますので、口腔器官のかたちに問題がある場合には速やかな対応が可能です。
また、お子様のことばの発達についてもご相談を承っています。
当院はむし歯予防、歯並び予防といった「予防」をメインとした歯科クリニックです。
基本的にむし歯がなくても定期的にご来院いただき、歯磨き指導やフッ素塗布を受けていただいています。
予防の前後にことばの相談や評価・トレーニングを続けて予約していただくことも可能ですので、通院の手間が軽減できます。
当院にかかられていない場合でも、ことばの相談のお申込は可能です。
しかしながら、ことばの相談をきっかけにむし歯予防に通院していただけるようになると、とてもうれしいです。
むし歯になってから初めて歯医者に連れていかれて、歯が痛いわ初めての場所でパニックになるわ…という状態だと、お子様はなかなかしんどい思いをします。
当院に長年通われている予防のベテランキッズさんたちは、2、3才でも自分からずんずん中に入ってきますし、自分で歯磨きができます。
定期管理ができているのでむし歯もほとんどなく、歯科クリニックが怖い場所というイメージをそもそも持っていません。
まれにむし歯ができる子もいますが、ユニット(歯医者の“あの”倒れる椅子)に座ることに慣れているため、
もし削る治療が必要になったとしても阿鼻叫喚!になることは少ないです。
話がそれてしまいました…
私は、歯並びを改善し将来にわたって歯並びを悪くさせないための舌トレーニング、発音トレーニングをメインに担当していますが、
お子様が多く通われているクリニックの特性上、言語聴覚士としてお子様のことばのご相談もできるだけお受けしたいと思っています。
むし歯予防のために当院に通い始めたご家族様から、
「そういえばうちの子、他の同じ月齢の子よりも言葉が遅れているかんじがあるけどどうでしょう?」
「さ行がまだちゃんと言えないけど、そんなものですか?」くらいのふわっとしたノリでご相談を受けることも多々あります。
ことばに関するちょっとした疑問、子育てをしていたらふっとわいてくるのはよくあることです。
質問してみることで保護者様の気持ちが楽になれることもあると思います。
お話を伺って、ことばの発達や発音に支援が必要そうであれば検査やトレーニングをご提案することもあります。
ことばに関するお悩みを解決していくお手伝いができればと思っていますので、お気軽に相談のご予約を入れていただければと思います。
言語聴覚士 本多