鼻と口どちらで呼吸していますか?
2023年3月14日
こんにちは、歯科衛生士の村松です。
今は花粉の時期ですね!今年の花粉の量がここ10年で最も多く、昨年の2.7倍の飛散量と言われていますね😖
今まで花粉症ではなかった人も、今年から症状が出始めたなんて話もお聞きします。
鼻水ズルズルで目も痒い、花粉症は現代病なんて言われていますが一刻も早くこの時期が通り過ぎるのを待つばかりです😢
皆様、最近は花粉で鼻が詰まっていて呼吸はお口でしていることが多いなんてことはないですか?
お鼻で呼吸することが苦しく、ついお口で呼吸しているなんてことありますよね。
時期的なものもあり、その呼吸の仕方が一時的ならいいですが「口呼吸」が習慣化されてしまうと色々な問題が出てくる可能性があります。
本来はお鼻で呼吸する「鼻呼吸」が正しいです。
「口呼吸」による弊害
①虫歯や歯周病になりやすい
②口臭の原因になる
③歯並びが悪くなる
④風邪やアレルギーになりやすい
⑤老化を促進する
特にお子様の場合、「口呼吸」が習慣化されると悪習癖になっていきます。
悪習癖(あくしゅうへき)とは歯並びや噛み合わせに悪影響を与える習癖です。
歯並びだけでなく姿勢など全身の健康にも悪影響を及ぼしていきます👩👨
まずは日常の呼吸を意識してみてくださいね🙏
保護者の方はお子様の普段の口元を気にしてあげてください(TVを見ている時などお口がポカンと開いていたら要注意です)
詳しく知りたい、気になることがあるなど気軽に担当の衛生士にご相談ください!
歯科衛生士 村松
ガイドラインに基づく症例情報
シーラントについて
2023年3月7日
こんにちは。
歯科衛生士の高原です。
あっという間に3月ですね。
暖かく過ごしやすい日も増えてきましたが、皆様体調管理はいかがでしょうか。
本日は「シーラント」についてお話しさせて頂きます。
一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
シーラントは、『虫歯治療ではなく、予防処置です』
奥歯には溝があります。
そこは歯ブラシが当たりにくく、虫歯になりやすい場所です。
この溝はハブラシが奥まで当たりにくい部分で食べかすや菌が溜まりやすい場所なので虫歯になりやすくなってしまいます。
虫歯の予防といえば、『歯磨きや、フッ素』を想像される方が多いと思います。
シーラントは、その虫歯になりやすい溝の部分をあらかじめ埋めてしまおうという考えで行われる処置です。
またシーラントにはフッ素が含まれているため、歯の表面を強化してくれる効果もあります。
シーラントした歯は、4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められ、特にフッ化物応用との併用によってむし歯予防効果はさらに増加します。
むし歯発症リスクの高い歯に行うと特に有効というデータもあります。
(厚生労働省 e-ヘルスネットより引用)
患者さま一人ひとりのお口の環境によってシーラントの必要性は異なってきますが、
シーラントを行う時期としては、
奥歯の永久歯が生えてくる時期 : 6歳頃前後
むし歯になりやすい12歳臼歯が生えてくる時期:12歳前後
が目安となります。
生えたばかりの歯は、歯質や他の歯と高さが異なる為、磨きにくくなってしまいます。
そのため初期虫歯になってしまうリスクが高いため、
生え始めの頃にシーラントをすることで虫歯のリスクを軽減します。
☆シーラントのメリット☆
メリット
1 虫歯になる可能性を減らせる
シーラント治療は虫歯になる可能性を減らすことができます。
歯の溝は、汚れがたまりやすい場所です。
特に、生えたての歯は未成熟で溝も深いので、ケアをしないと虫歯になりやすいです。
さらに、生えたての歯は柔らかいこともあり、虫歯の進行が早いというところも懸念点です。
シーラントを施せば溝が埋まるので、虫歯になる可能性を減らすことができます。
2 歯を削らなくて済む
虫歯が悪化してしまうと、歯を削ることになってしまうことがほとんどです。
★デメリット★
取れてしまうことがある。
シーラントに使用している歯科治療用のプラスチックは、噛み合わせが変わらないように、非常に薄く充填しますので、
無理な力がかかると破折してしまうこともあります。
取れてしまっても、簡単には溶け出 したりしないので、誤ってそのまま飲み込んだとしても、特に問題ありません。
取れた場合は早めに歯科を受診し、再度シーラントすることをお勧めします。
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