【歯並び】かみ合わせが原因で体の不調に!?【予防矯正】
2024年3月27日
だんだんと暖かくなり、春の陽気を感じられるようになりましたね。
入園・入学・新学期と様々な節目を迎える季節ですが、いかがお過ごしでしょうか?
現在、ひらの歯科の歯並び相談にお越しになるお子さまは、0~10歳と幅広いです。
特にこれから1年生になる5~7歳くらいのお子さまは、予防矯正トレーニング「MAM」に取り組んでいる子がこの数年で急激に増え、200人以上の卒業生を見込んでいます。
多くの場合は「検診で指摘されたため」「歯医者さんで診断を受けて」「親の歯並びが悪く、子どもに同じ思いをさせたくなくて」
といったきっかけでいらっしゃいますが、実は歯並び・かみ合わせが悪いと体にも悪い影響があることを知っていますか?
◆ かみ合わせが原因で起こる、体の不調とは?
① 肩こり
かみ合わせが悪く、不自然な状態になると、あごや首の周りの筋肉がかたくなってきます。
筋肉がかたくなった状態が続くと、その周りにある血管の血のめぐりが悪くなって、頭痛や肩こりを起こすことがあります。
血のめぐりが悪くなると、血液の中に老廃物(いらない物質)が溜まります。
この老廃物が、肩や頭の神経を刺激して、頭痛や肩こりを起こすのです。
※「MAM」予防矯正トレーニングに取り組んでいるお子さまの多くが、肩こりや疲れやすいなどの不調を抱えています。
※胸鎖乳突筋と僧帽筋の異常は、頭痛・肩こりのほか、顎関節症(あごが開きにくくなったり、痛みが出たりする病気)などの原因にもなります。
② その他の体の不調
不自然なかみ合わせは、あごに小さなズレを起こします。あごがずれると、バランスを取ろうとして首の位置もずれてきます。
すると背骨や骨盤などもずれて、体全体がゆがんできます。体全体がゆがむと、体中のさまざまな場所で筋肉がかたくなり、痛みやコリが起こってきます。
不自然なかみ合わせは、頭痛や肩こり以外にも体全体にも悪い影響を与えます。
・ 頭・顔:頭痛、顔のゆがみ
・ 耳:耳鳴り
・ 目:視力低下、めまい
・ 鼻:鼻づまり
・ 口:むし歯、歯周病、顎関節症
・ のど:のどの痛み、飲み込みが難しくなる
・ 首・肩:肩こり、首が回らない
・ 腕:上腕の痛み
・ 腰:腰痛
・ 足:ひざの痛み、足首の痛み
★ 運動能力を左右する噛む力
かみ合わせと運動能力に関係があるかどうかの研究が進んでいます。
例えば、かみ合わせが悪いスポーツ選手を、体のバランスを計る装置でどれくらい体がふらつくのか計ります。
その後、マウスピースをはめて、かみ合わせを良くしてから同じようにバランスを計ると、体のふらつく範囲が小さくなりました。
これは、かみ合わせが良くなることで首の位置が安定するからです。
また、歯が抜けた人は、抜ける前と比べて筋力が下がったという報告もあります。
しっかり噛むことができないと、力は出せないということです。
このようにかみ合わせが、スポーツ選手のバランスや筋力に大きく関わっているといわれています。
参考:大切さがよくわかる!歯の絵辞典 健康に保つための知識がいっぱい 監修:関口 浩 PHP研究所
ひらの歯科の予防矯正「MAM」では、歯並び・かみ合わせが悪くなる原因から改善するため、上記のような体の不調を予防することができます。
そのために、姿勢・呼吸・舌・食べ方・飲み込み方・発音の仕方などのトレーニングを行い、柔らかいマウスピースをつけてお口まわりの筋機能を整え、歯並び・かみ合わせを正しく成長させるために、あごの発育を促します。
実際に「歯並びが良くなった」「いびきや歯ぎしりが改善された」「お口ぽかんがなくなり、鼻呼吸になった」「食事の時間が短くなった」「くちゃくちゃ食べが改善された」「子どもとのコミュニケーションが増えた」などの声を聞いています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お子さまの歯並び・かみ合わせを良くして、健康で元気な体作りをこれからもサポートいたします!
こんな様子が気になる!うちの子はこれから大丈夫?といった小さなご相談でもOKです。
この機会にぜひお気軽にご相談くださいね。
ひらの歯科クリニック
管理栄養士 田中 里奈