赤ちゃんの歯の発育と栄養について
2023年5月30日
こんにちは。歯科衛生士の高原です。
前回は妊娠時期の歯周病についてお話しさせて頂きました。
今回は妊娠中の赤ちゃんの歯の発育についてお話しさせて頂きます。
①歯の発育について
子どもの歯が生え始めるのは生後6~8カ月頃と言われております。
歯のもとになる芽(歯胚)ができ始めるのは妊娠7~10週頃(妊娠2〜3ヶ月)です。
妊娠16周〜20週(4~5カ月)頃からは この歯の芽にカルシウムやリンが少しずつくっついて硬い組織になり、歯の形を作っていきます。
一部の永久歯の芽(6歳臼歯)も妊娠期から作られ始めます。
妊娠初期では悪阻や歯周病リスクの変化、ホルモンバランスの変化などさまざまな変化が起きます。
妊娠前からのお口のメンテナンスを行うことは、お母さんとお子さんの2人の健康に大きく関係します。
②歯に必要な栄養について
歯の発育に必要な栄養は、歯を硬くするカルシウムやリンばかりでなく、
歯胚の形成に役立つ良質のタンパク質、カルシウムの代謝を助けるビタミン D、Eや歯質の基礎を作るビタミンA、Cなど様々です。赤ちゃんの丈夫な歯を作るためにも、バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。
当院には管理栄養士や保育士が在籍しております。
妊娠や出産、子育ては誰もが初心者です。
どんな些細なことでも構いませんので、お困りごとがありましたら、お気軽にお声かけください。
無料セミナーも随時行なっております♪